2018/05/27 体調が完全フッカツしたようなので、そろそろ始めましょうかぁ。 自動車関連株の投資は今鬼門だとか。 たしかに。日経がこれだけ高いのに、どいつもこいつも低迷してます。 (特に)中国と欧州のEVシフトでガソリン・ディーゼルにとどまらずHVまでとばっちりを受けて将来業績が不安視されている上、今度は米大統領による輸入車関税25%ですか。 環境規制の強化に備えて技術向上の投資に加えて二酸化炭素排出量基準を違反すると罰金が課され、関税まで。 ようするに、儲けにくい業種になってしまったわけなんです。 100年に一度の大転換だとか、100年に一度のビジネスチャンスだとか言われているようですが、自動車業界に注目する投資家はニガニガしく感じているのではないでしょうか(主に買い方)。 当該業界の変革は投資家ならずとも興味深いですが、投資の対象にするなら、売り買い両方やります。 (コトの起こり) EVのブームは今に始まったことではありません。かなり昔からEVは盛り上がりました。 (1)1970年ごろ アメリカの大気浄化法の改正(排ガス規制)と、1973年のオイルショック ガソリンが高騰したためEVへの関心は高まりました。 電池の主流は鉛蓄電池であったため、航続距離や速度などで従来車にかなわず、普及にはいたりませんでした。 (2)1990年ごろ カリフォルニア州大気資源局による、ゼロエミッション車規制導入です。 自動車販売各社に自主的にEV販売実施の合意書を締結させました。 しかし結果的にはやはり、航続距離不足などからEVの売れ行きはのびず、普及の機運は薄れていきました。 (3)2008年ごろ リーマンショック アメリカの自動車ビッグ3が大ダメージを受け、この経済危機を乗りコルため、オバマ大統領はグリーンニューディール政策を打ち出し、エコカーへの開発補助が積極的になされました。 しかし、アメリカでシェール革命が起き、原油価格が下落し、EVの特徴が薄れてしまい、ニーズが停滞。ベンチャー企業が相次いで破綻し、次第にブームは去りました。 今回は何が違うか。 テスラ社によるマーケティング上の成功は結構、注目すべき。富裕層を中心に話題を作り、徐々に大衆車向けの量産化をアピールしています。 ニーズの観点から言えば、インドや中国などの、ひどすぎる大気汚染ぶりを考えると、このような地域では、ニーズは高いものと思えます。 極めつけは欧州のいわゆる「ディーゼルゲート」問題です。 2015年9月にVWの不正が発覚し、多くのリコールと賠償問題に発展し。ディーゼル車はシェアを下げ。欧州自動車各社は急激なEVシフトを実施せざるを得なくなってしまいました。 2021年の二酸化炭素排出量基準値は、95g/kmで、これは2015年の基準値と比べて30%もの削減を求めています。 ドイツ:2030年までに内燃機関を搭載した新車の販売禁止を求める決議が可決されました。 フランス:2040年までに国内でのガソリン・ディーゼル車の販売を禁止する方針を発表しました。 イギリス:2040年までにガソリン・ディーゼル車の販売を禁止する方針を発表しました。 しかし、政治的な思惑がからんでおり、実現性には疑問の余地があると思われます。 2018/05/06 ここのところ体調を崩して寝込んでいたので、株日記、腐日記、萌えともども滞りがちです。 萌えの方は、そろそろストーリー本編も終盤のようでじっくり行く末を見届けたいと思います。 さてさて。 最近、日経が戻りを試しましたが、はっきりしたトレンドがなく、ダウは不安定。投資家としては手を出しにくい局面だと思います。 こういうときは、無理に手を出さず、キャッシュポジションを高く保っておき、しかるべきときに備えるのも悪くないと思います。 待つのも相場、といいますし。 正直、株なんて、待っているのがほとんどではないでしょうか。 <気になる業種> 自動車関連が気になっております。 俗に100年に一度の大変革、と言われております。 内燃からEVへの転換期だとか。 はたして本当にEVへの大転換は起きるのでしょうか。 日本の基幹産業である自動車や、それを含めた周辺技術分野の株たちはどうなってしまうのでしょうか。 すごく気になるので、これから少なくとも2021年くらいまではこれを追いかけて行こうと思います。 なぜ2021年なのかは、欧州の炭酸ガス規制がらみです。VWは本当にディーゼルを捨てるのか??。 当該業種を投資の対象にするかどうかはリスクがあると思います。 相場は不透明さを一番キライますから。 やるなら買いも売りも両方やる覚悟で見て行こうと思います。 間違っても投資家としては、「日本の自動車産業を愛しており、応援したいから絶対買いしかしない」とか、そういうのはナシです。 銘柄に惚れてはいけない、と言いますし。 |