『君主論(その5@)』

実力ある君主ほど敵は多く、対抗敵勢力もまた、強く恐ろしい存在へと進化していく。
 政敵は、君主を引き摺り下ろす好機を虎視眈々と待ち続け、
そのわずかな好機も見逃さず、彼らの信念をもって本気で君主にぶつかってくるのであります。
 それはまさに、互いの政治生命を賭けた命の取り合いなのだ!!。



西方総軍主力・第8艦隊が壊滅した。
 この事件により、元老院議員は、軍最高司令官であり次期皇帝である
ヴェインの失脚を図るべく、ついに具体的手段に討って出たのである。