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【サレ(24)】
 カレギア国王直属フォルス能力者専用特殊部隊『王の盾』の幹部の四星。
 嵐のフォルス能力者。
 ヒューマでありながら、落日前からその強大なフォルスを覚醒させていたレアな人。
 バルカに来て王の盾に所属後も、当然のように常に周囲から浮いた存在であったため、他人と距離を置くことに慣れ、おかげで性格は超マイペース。周囲の目や上司の評価なんか気にしなーい。
 一見すると奔放でワガママだが、頭が良く、要領の良さも天下一品であるため、何事もフォローに長け、王の盾研修生時代はわりと優等生だったらしい。
 四星になってからは、その場しのぎが嫌いで実力主義者で目下への評価が非常に平等なので部下に畏れられながら慕われている、実力も人望もちゃんとある理想的な中間管理職に。
 砂漠も厳寒地ももっぱら徒歩移動の体力勝負の仕事をしていて華奢な身体でガジュマのトーマとタメ張るパワフルさは目を見張るものがある。
 職業柄、殺人ライセンス付の残虐行為も通常任務なわけだが、別に好んでやってるわけでなく、単に慣れっこなだけ。なにしろ実戦部隊、おかげさまで腐敗の進んだ轢断死体の横で焼肉弁当だって食える。
 腰は細いわ色白の美人だわ本質的に誰にもなびかないわ甘党だわ酒に弱いわと見事に総受仕様なのがゲーム本編からも窺える超カワイコちゃん。 
 


 


 
【トーマ(38)】
 『王の盾』の四星でサレの同僚兼目付け役。
 磁のフォルスの能力者。
 本人語るに貧農の生まれで人身売買同然でバルカの商家の下働きになり、雇い主の暴力に耐えかねてフォルス暴走→監獄行き→王の盾、の典型的な人生転落黄金パターンだったらしいが真偽は不明。
 単純で直情、細かい策略はニガテだし、お偉方とのお付き合いも嫌いだが、かなり正攻法で筋金入りの戦士気質と小細工の一切効かない性格をしているため、サレとはドライに、それなりに良質の同僚関係を築いている。
 ホモではないので、基本的にサレにぐらっときたりすることはないが、サレと苦楽を共にできるという最もオイシイポジションを独占しているため、きっかけ待ちの何気に結構紙一重な、傍から見てれば充分妄想可能な危ない関係ではある。
 サレと寝食を共にすることもしばしばなので、ミルハウストとサレの仲について知ってはいるが、とりあえず興味が無いのでアウトブ眼中。








【ミルハウスト・セルカーク(28)】
 カレギア国正規軍の将軍職にあり、階級は中将(殉職すると元帥になるw)。
 何代も前から国の重職を独占するとっても立派なお家柄の生まれで、父親も祖父も、そのまた曽祖父も正規軍将軍職を歴任している根っからの軍人家系のご長男であらせられる。
 正真正銘スーパーエリートの上、金髪碧眼長身超美形で、これで選民意識を持つな、と言う方が度台無理な話だろ、な自他共に認めるパーフェクト男。
 表向きは王政維持の穏健派であるが、政治思想はわりと独裁的で腐敗政治の元凶の貴族中心社会が大嫌い。
 いつかこいつら全員とばしてやろうかと企んでいる野心家。
 サレとはかれこれ8年来のお付き合い。
 過剰な自意識と実力に裏打ちされた自信が災いして、サレについては懐柔できたかなとちょっぴりカンチガイしている。
 アガーテ姫にこれでもか!というくらいに熱烈に想われてはいるが、こいつの日頃の相手は全員ヒューマで、ガジュマの女はそもそも対象外だったりする。







 
【アガーテ・リンドブロム(20)】
 カレギア国女王。
 先代王の一人娘で、誰も真似できない(したくない)特異なファッションセンスの持ち主。
 世間知らずさと巨大な権限のコンビネーションはいっそ水爆クラスの最終兵器箱入り娘。
 これに国の後事を託そうとするのだから、ひでえ人材不足の国だなおい。
 ミルハウストに一方的に想いを寄せて幾星霜。未だに何もされたことがない気の毒な女の子。
 最近、ついに女の本性もてあまし、使いようによっては、最強だが、使用後は制御不能で行き当たりばったりの『月のフォルス』を行使してミルハウストを我が物にしようと行動に出る。
 腐女子の素質もあるらしいが、今はリアルの片恋に夢中で、あまりにも障害だらけの、勝ち目の薄い過酷な現実に体当たりで勝負を賭けている。

 






【腐女子】
 アガーテの命令でサレが顔で選んで連れて来た美少女たち。
 左からアングロサクソン系、ラテン系、アジア系。
 仕事で誘拐に来たサレを見て以来、そのデンジャラスな魅力にノックアウト。
 以後、サレ萌えサレ総受街道突っ走り、滞在先のカレギア城で日々妄想と邪なボンノーに明け暮れている。
 18禁エロも平気で書くところから、全員ハタチ前後と思われる。
 ミルサレのエロ同人誌をアガーテに進呈して以来、ヨリシロ候補として、めでたく全員落選した。