『束縛的記憶(7)』 







 ジューダスは気だるいまどろみから意識を浮上させ、わずかに身じろぎをしながら視線を周囲に巡らせた。
 次第にはっきりとしてきた視界の中には、手入れのいき届いた無機質な白い壁が見えてくる。
 東側の窓には、夜用の厚手の遮光カーテンが引かれており、室内は薄暗く、しんとしていたが、カーテンのわずかな隙間からは光が射し込んでいて、部屋の調 度品をほの白く浮かび上がらせていた。
「…!。」
 ジューダスは射し込む光の明るさに急な覚醒を促され、急いでベッドから身体を起こした。
「…ッ。」
 途端、身体に刺すような痛みが走ったが、かまわず身を乗り出して壁の時計を見た。
 もう、昼をとっくに回ってしまっている。
 昨夜ウッドロウの部屋からここに戻ったのが、一体何時ごろであったのかは記憶がはっきりとしない。けれどいくらなんでもこれはひどいと思った。
 ジューダスは小さく舌打ちし、前髪を乱暴にかき混ぜた。
 毎日の決まりごととして、朝は必ずメンバー全員でミーティングをすることになっている。
 それは旅を始めた頃から、いつどこに居た場合であっても続けられていたことだった。
 同室のロニは、眠っている自分をそのままにして出かけたということか。
 ご丁寧に枕元に置いておいた目覚ましも止められている。
 意図的に自分を起こさないようにしたのか。そう思うと、この間、深夜に姿を見られた失態の上塗りをしてしまったようで、ひどく不本意な、遣り切れない気 分が込み上げてくる。
 ジューダスは未だ痛みの残る身体を叱咤するようにして上掛けを払いのけた。
 とにかく早く支度を整えて、この部屋から出なければならない。
 外は相変わらず激しい吹雪のようだから、おそらく全員、城の中に居るのだろう。
 誰かに何か聞かれたときのために、適当で当たり障りの無い言い訳も用意しておかなければならない。
 何より、ある程度の事情を知るロニの方を先にどうにかしなければならないかもしれない。
 ロニが他のメンバーに何かをしゃべるほど軽率だとは思わないが、とにかく今は、カイルや他のメンバーたちにあれこれ聞かれても何食わぬ顔でやりすごさな ければならない。
 身体にはひどいだるさが残っている。瞼も腫れて重い。少しの異変にも興味をもつであろう相手から気取られないようにするには、会話も最小限にして極力手 早く済ませてしまわなくてはならない。
 焦りのようなものが沸き起こり、妙に視界が狭まっていくような感がある。
 不本意ではあるが、正直、物事に感情の因子が混在するようになると、思うように動けなくなる。
 自分の思ったように事が運んでいかない予感がする。
 建設的でない方向にばかり物事が進んでいることにジューダスは苛立った。
 煩わしい気分を抱えたまま、ベッドから立ち上がろうとしたそのとき、部屋のドアが開いた。
「よ、起きたのか。」
 そう言ってロニが部屋に入ってきた。
「ロニ。皆は。」
 咄嗟に出た声はひどく掠れていた。ジューダスはその自分の声に一瞬眉を顰め、それを誤魔化すように、短く咳をし、視線をロニのものと合わせず曖昧に斜め に逸らした。
 ロニはそんなジューダスの様子を少なくとも表面上においては、気に留めるでなく、軽く肩を竦めてみせた。
「心配いらねーよ。今日はハロルドがイクシフォスラーのメンテやってくれてる。ここからの無線で遠隔操作できるらしいから、こっちの手間は全然いらねえっ てよ。あとは小物の買出しと、…こっちはカイルがやる。それと各自武器の整備。その程度だ。」
 ぱっぱとそう言って、ロニはジューダスの前を素通りして、窓辺の方に歩いていった。そして、カーテンを勢いよく払い除けると、よく降るなぁ、と言って、 こ ちらに背を向けたままひとつ伸びをし、窓のすぐ横に置いてある簡易な回転椅子に腰を下ろした。
「…。」
 ジューダスは、後ろめたい思いでロニの背に視線を向けた。
 いくら悪天候のためにイクシフォスラーを動かせず、ろくな行動もとれないからと言って、自分抜きでミーティングが済まされたことは不本意だった。
「…起こせば良かった。」
 憮然として低く言ったジューダスに、ロニは椅子をくるっと回転させて振り返り、腕組みをしたまま軽く首をかしげてみせた。
「めずらしくよく寝てたみたいだったからな。起こさないでおいたんだ。…ああ、皆には適当に言っといたぜ。何、この雪でどうせここから出ることもできねえ んだ。特に何もやることねえし、わざわざお前が出向くまでもねえって。」
「…。」
 だからお前は何も気にするな。
 そう付け加えられた言葉に、ジューダスは頷きはしたが、会話の不本意さと、どこか釈然としない空々しさに居心地の悪さを感じていた。

 ロニは一人で謁見に来たのだとウッドロウは言っていた。
 ロニが何をウッドロウに言いに行ったのか、二人の間にどんな会話がなされたのか、昨夜ウッドロウから断片的にではあるが聞いた。
 そして昨夜のウッドロウの苛立ちに満ちたあの様子。暴力のような行為。
 ロニが何故、そこまでのことをしたのかは分からない。
 いかにもロニらしい、ストレートな仲間意識からの行動か。けれどたとえロニの側がそういう意識をもっていたにしても、ウッドロウからはさぞかし辛辣な言 葉で挑発を受けたであろうことは容易に想像できる。
 ウッドロウが自分を挟んでロニに対してどういう意識を持ったかについても。
 なぜなら個人的な関係の以前に、自分とウッドロウとは、かつて『仲間』であったことすら、あの18年前の決定的な事件をもって破綻したからだ。
 歴史は勝者と敗者を分け、今となっては、自分は本来死者で裏切り者であり、ウッドロウはこの世界の英雄王だ。
 そうなった以上、ウッドロウとの関係ほど曖昧で不透明なものはない、という方がむしろ正論であろう。
 そしてそこをロニがウッドロウに指摘したのだとしたら、あのプライドの高いウッドロウがロニをどういう言葉で傷つけにかかったかは、おそらく今想像して いる通りなのであろう。
 何かが微妙に狂い出している。
 現にウッドロウは完全に感情の因子に振り回され始めている。
 ロニにしてもそうだ。
 ロニと過去一度だけ肌を合わせたことがあるにしても、それは単に互いの気まぐれの結果だったのだと納得してきたし、ロニの方も当然そうであると思ってい た。
 事実あれきりのことで、それ以来、ロニはそれらしい素振りも見せてこない。
 変に意識することもなく、気まずい思いもなく、距離感も何も変わらなかった。
 だからこそ、このハイデルベルグに居て同じ部屋で寝起きしていても、特にそれを考えないで済んでいた。
 それにこの旅の目的を果たすための貢献度を考えてもウッドロウの政治上の存在や物質面の助力が必要不可欠であることは、ロニとてよく分っているはずであ る。
 ここまで大掛かりなものを抱える今となっては、ウッドロウに対してロニのとった行動は、個人の感情が善意から発したものであれ何であれ、客観的に見れば 余計なことに違いはないのだ。
 ウッドロウには、あくまでもこちらに利用される支援者であってもらわなくてはならない。
 そしてそうであるのならば、ある程度の犠牲など、どうということもない。
 けれど、あの晩に姿を見られてしまった以上、何も見なかったことにしろ、と言うのはロニの性格を考えれば、無理なことだったのかもしれない。
 しかし今、こちらに向けられているロニの視線、先程の会話の不自然に明るい口調。
 かけられる言葉一つ一つにも神経が尖る。
 昨夜、ウッドロウはロニが何を言いに来ただとか、どんなふうに言い合っただとかの核心には触れなかったが、ウッドロウとのことに関してかなりの部分をロ ニが知ったのだとしたら、また何か手段を考えているかもしれない。
「メシ、全然食ってないだろ?。…あとで俺がここに運んでやるよ。…ってのはよ、皆にはお前がすげえ大風邪ひいて寝込んでるってことにしてあるからな。お 前がのこのこ出て行ったら、変に思われるぜ?。」
 勘ぐれば、乾いた声にも聞こえてくる。
「誰か見舞いにくるかもだから、そのへんはお前もうまくフォローしろよ。」
 さりげなく言おうとして、意図的に作った明るさが見え隠れする。
 けれど事を変に荒立てることだけは避けたかった。
 『神の卵』は、今空を覆う厚い雪雲のすぐ外側に在り、確実に近づいている。
 もう時間が無い。今は何より大切な時期なのだ。
 とにかく、ウッドロウとロニとの間にあったことについては、何も触れないこととし、ロニを下手に刺激せず、平素とまったく変わりなく接するしかない。
 おそらくウッドロウがロニに対して少しも譲らずに、話が決裂したような形になっている以上、ウッドロウに対してこれ以上何かを言いに行くとは考え難い。
 あとはウッドロウの方であるが、こちらは時間さえ稼げればそれでいい。
 契約さえ維持されていればウッドロウはそれを守る。ウッドロウはそういう男だ。
「…世話をかけたようだな。」
 ジューダスは声に抑揚を含ませずに短く抽象的にそれだけ言った。
 どうしても言い方がそっけなくなるのは仕方ないことだった。
「いいって、それぐらい。」
 妙に作り物めいた明るさがロニの表情の中にある。
 何か意図的なものを含んでいるように、ロニは鼻の下を指でこするようにして弱く微笑んだ。
 ジューダスはそれを意識して見ないようにして、ベッドの縁に掛けておいた着替えの上衣を取った。
 着替えようとしてボタンをいくつか外したところで、ひどく傷ついた肌が目に入り、思わずボタンに掛けた指が止まった。
 ロニは相変わらず黙ったまま、こっちを見ている。
 ジューダスは気まずくロニをちらりと睨んだが、席を外そうとしないため、仕方なく無言でロニに背を向けた。
 襟元にまといつく髪を煩わしく払う。
 脱いだ服をシーツの上に投げて、着替えを手早く羽織ってしまおうとする。
 直接外気に触れるとピリピリと肌が粟立つようだった。
 昨夜はそれこそ痛めつけられるように抱かれたのだ。犯されたという方が正しいかもしれない。
 まるで思い知らせるように穿たれた、生々しく血の滲んだいくつもの痕が身体中に残されている。
 痛みに声を上げてもウッドロウはやめなかった。
 限界にうずくまる身体を幾度も無理に引き起こされ開かれた。
 全身に刻み込まれた酷い熱を、まだ覚えている。身体は軋むように痛む。
 今夜も部屋に呼ばれている。今日はもっとひどいかもしれない。
 時間をかせぐためには何としてでもウッドロウの関心をこちらに繋ぎとめておかなければならない。
 けれどある感情に振り回されてしまうとウッドロウの一途さは正直恐ろしい。
 今、向うに感じるロニの視線がたまらなくなる。
 痛めつけられるだけならばまだいい。
 ただ行為の合間に紛れもなくウッドロウは愛の言葉を囁き続け、過去に執着し自らそれに耽溺していく。それがたまらなく辛い。
 何をもってウッドロウの持つ力を利用しようとしたのかをもう一度思い起こしてみれば、自分という存在がたまらなく疎ましくなる。
 騙すつもりは無かった。けれどウッドロウの欲するものを決してこちらが与えられない以上、互いの感情に歴然と存在するこの温度差だけは、どうしても埋め ることはできない。
 考えて選んだ手段だったはずなのに、取り返しのつかなさにひどい焦燥感が沸き起こる。
 ジューダスは、ロニに背を向けたまま、慌しくボタンを一番上まできついほどに止め、ベッドサイドのテーブルに手を伸ばした。
 だがそこに置いたはずの仮面が無かった。
「…。」
 立ち上がり、ベッドの端や、書棚や、部屋の隅の方に視線を走らせているジューダスをロニは椅子に座ったまま、まるで観察するかのような視線で、じっと見 ていた。
 その視線の意味を察したジューダスは、睨むようにして窓辺のロニを振り返った。
「…おい。僕の仮面はどこだ。」
「隠した。」
 椅子に座ったまま、おどけたように両手の掌をひらひらさせて即答したロニのはっきりした口調に、ジューダスは呆れたように見下ろした。
「ふざけるな。返せ。」
「怒るなよ。ここにはねえって。」
 ロニの言葉を受けて、ジューダスの瞳に殺気のようなものが込められた。
 間近で見るとかなりの威圧感があるその瞳の光をロニは静かに受け止めた。
「体調崩して寝込んでる、ってことにしたくらいじゃ、お前はまたほいほいここから出歩くことくらい、分かってるんだ。…けど、うかつだったよな。お前、仮 面が無ければ、たったそれだけでお前はホントにこの部屋から出ることもできないんだよな。」
 ロニの声は柔らかかった。
 けれどその声の穏やかさを裏切るように、眉は苦しげに顰められ、何か考え込んでいるような顔になる。
 ロニは肘をついて上体を僅かに屈め、ジューダスを見据えてきた。
 そのいつもとかなり雰囲気を違えたロニの様子にジューダスは返す言葉を失った。
 また何かが狂いだすのか。誰も彼もが感情の因子に囚われる。
 けれどそれでも、今ここでの行動を制限されるわけにはいかない。
 焦りのような不快なボルテージがジューダスの中で水位を上げていく。
 ロニの瞳の中に何かを企んでいる光がある。
 この時間は城の中はどこへ行くにも人目につく。探すにしても隣室のカイルの手を借りねばならない。
 ジューダスはもう一度ロニを射るような視線で睨みつけた。
 ロニは無関係なはずだった。18年前の過去に起因するウッドロウの執着は、あまりにも根深い。
 自分を抱くウッドロウは、未来も、いや現在ですら見ていない。あの部屋にあるのは永久に取り返しのつかない過去ばかりだった。
 正直あの状態になったウッドロウにロニが対抗できるとは思えない。
 どこかすがるような思いを押し隠し、ジューダスは懸命に白けたような外見を装った。
「…下らんな、ロニ。よもやお前がこんな幼稚な嫌がらせをする男だったとはな。監禁ごっこでもあるまいに。ふざけてないで言え。僕の仮面をどこに隠し た。」
 ふいにロニが椅子から立ち上がった。
 ロニはゆっくりとジューダスの方に近づき、そして両腕を伸ばしてきて、ジューダスの肩にそっと置いた。
 覗きこむようにして見下してくるそのグレーの瞳の中に、何か切羽詰ったような色が見える。
「監禁なんだよ。ジューダス。」
 ジューダスがその言葉に警戒した瞬間、ロニはジューダスの身体をベッドに押し戻した。
「…さっきから何なんだ。ロニ。」
 ジューダスは覆い被さるようにしてきたロニに対して、意図的にうんざりしたような声で言い、ロニを押しのけようとした。
 しかし圧し掛かってくるロニはさらにジューダスの動きを封じるように腕に重さをかけてくる。
 拘束するようなロニの態度に不快さを覚え、その身体の下で、胸を押してのけようとした。しかし体重差がありすぎてロニの身体はビクともしなかった。
 背中に嫌な予感が走りぬけた。
 肩を押し付けていた掌が外され、それはすっと顎の線をさらい取るようによぎった。
 続いて唇が寄せられ、耳元に熱く乱れたような息が吹きかけられた途端、ジューダスの身体はびくりと竦んだ。
「おい!、ロニ!」
 今度ははっきりと強く咎めるような口調で名前を呼んだ。
 黙り込んだロニに不安を覚え、それと殆ど同時に、耳に歯が当たる感触があった。
「ロニッ!。」
 ジューダスの声に狼狽の色が濃くなすりつけられた。
 咄嗟に顔を背けていた。
 けれどロニの腕がジューダスの上衣のすそを引きずり上げ、そこから掌が差し入れられた。
「…やッ。」
 肌に直接触れられる嫌悪感にジューダスが何とか自由になる右の手で拳を作って容赦せずにロニの頬を殴った。
「…ッてぇ。」
 ロニが怯んだ一瞬の隙にその身体の下から逃れようとした。ジューダスの眼が、枕元に置いてある剣を捉えた。
 しかし身体の向きを反転させたジューダスの動きを逆に利用してロニは後ろの襟元を掴んで引き寄せ、乱暴に引き戻そうとする。
 背後から腕を掴み上げられ、暴れるその身体の上から圧し掛かられた。
「…ッ、くそっ…。」
 背後から押さえつけられ、毒づいてジューダスはなおも悪あがきをして暴れた。
 押さえ込んだ身体は未だ緊張に力んだままだった。おそらく少しでも力を抜けば逃げられてしまうとロニは思った。
 強く引っ張り過ぎたため、ボタンがいくつか弾け飛び、それはフローリングの床に転がった。
 黒衣は襟元から大きく肌蹴け、ジューダスの肩がむきだしにされてしまっている。
 その肩にロニの唇が当てられた。
 体重をかけられて、もはや完全に抵抗が封じられてしまい、ジューダスはもう身を捩じらせることもできなくなった。
「何の、つもりなんだ。ロニ。」
 背後からなのでその表情は判らない。けれど声は不条理な扱いに対する怒りと動揺に上ずっていた。
「やめねえよ。」
 耳元に唇を寄せて柔らかい声で言う。
「…お前は目的のために正しいことしてるって考えてるだろうし、俺がお前に理屈で勝てるワケねえし。お前の言う通りにした方が何かといいのかもしれねえけ ど、俺、お前ばかりが何もかもしょいこんでいるの判ってて、何もしないのって我慢できねえし。やっぱお前と離れるの正直できねえって思うから。…やめねえ よ。」
 ジューダスは返す言葉を失っていた。
 何が起ころうとしているのか、分かっているというのに、現実感が遠のいていくようだった。
 気分が悪かった。
 押さえ込まれて身じろぎもできない。
 シーツに顔を押し付けたまま、こめかみのあたりで血液が脈を打つように流れる音がし、耳鳴りがした。
 けれど背中から自分を見下ろしてくるロニの視線の気配、それだけがまぎれもない現実だった。









 To be continued…






2004 0222  RUI TSUKADA



 兄貴の逆襲開始編でした。

 ゲーム本編でも思ったけど、ジューダスってひたすらカッコいいキャラなのね…。
 本当に皆に与えるばかりで、自分は全てを捨て、失い、消えることも恐れていない。
 リオンという人は、愛に飢えていたからこそ、その愛に殉ずることを厭わないのかもしれないけれど、そのリオンを、例え歪んでいよーが、愛でもって、この 世に留めようと悪あがきをする髭王というキャラクターには私(作者)の願望がかなり入っていたりします。こういう人が一人くらいいたっていいじゃ〜ん。
 ロニはその対極。ジューダスの孤独に仲間として寄り添い、その信念を愛し、ジューダスの目指す真実に向かうことを是としています。
 


 次回、『束縛的記憶(8)』
 ロニ×ジューダス。しっかりヤオイ…。